今まで男性任せで避妊をしていませんでしたか?100%安心できるとは限らないので少しでも不安があったり妊娠の確立を下げたいのであれば女性でも避妊できるピルをオススメします

経口避妊薬による血栓症のリスク

経口避妊薬とは、一般的に低用量ピルと呼ばれているもので、1998年に日本で認可され、現在ではほぼ確実な避妊ができるとして、広く知られています。また、月経困難症や子宮内膜症の治療として使われるという側面も持っています。日本では、広く知られるようになったものの、普及はそれほど進んでいませんが、イギリスでは妊娠可能な年齢の女性の実に1/3が内服しています。最も普及している避妊法であるコンドームは、妊娠率が5~10%と言われていますが、低用量ピルでは0.3%であり、その避妊率の高さはかなりのものです。内服するだけで妊娠を防げる、画期的な低用量ピルですが、使用する場合にはいくつかの注意点があります。その1つが、血栓症のリスクですが高まることです。このため、血栓症や肺塞栓症、冠動脈疾患等の既往がある場合は内服することができません。それでは、なぜ低用量ピルの内服によって血栓症のリスクが高まるのでしょうか。低用量ピルには、エストロゲンが含まれていますが、このエストロゲンは、消化吸収をへて肝臓にとりこまれます。そして、肝臓内にとりこまれたエストロゲンは、肝臓の組織を刺激して凝固系を活性化します。凝固系の活性化により、血液が通常よりも凝固しやすい状態になるため、血液が凝固して血栓ができるリスクが高まるのです。血栓が血管内でつまると、脳であれば脳梗塞、心臓であれば心筋梗塞となり、命に直結するので、血栓の既往があったり医師によりそのリスクが高いと判断された場合は、内服する事ができません。低用量ピルは、内服するだけで避妊がほぼ確実にできる、とても素晴らしい薬ですが、薬には副作用が必ずあります。低用量ピルの内服を希望する場合は、受診した際に、医師に既往歴や健康上の気になる点をしっかりと伝えることが大切です。